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キッチンのシンク下の臭いの原因と対策5つ！予防法も紹介

キッチンのシンク下から生ゴミや下水のような臭いがして、どうしてそんな臭いが漂っているのかと不快に感じている方もいるのではないでしょうか。
キッチン周りは清潔にしておきたい場所のため、悪臭がしていると不安になってしまいます。シンク下はしっかりと掃除をしていても臭う場合もあるため、まずはどうして臭うのか考えられる原因を確認しましょう。

当記事では、キッチンのシンク下が臭う原因と対策、予防法を解説するので、ぜひお役立てください。

1. キッチンのシンク下の臭いの原因と対処法

キッチンのシンク下の臭いの原因は複数考えられ、場合によっては原因が複数重なって異臭が発生している可能性もあります。

キッチンのシンク下の臭いが発生する5つの原因とそれぞれの対処法について解説します。

1-1. 排水管内の汚れや詰まりがある

キッチンのシンク下が臭う原因の一つは、排水管の汚れや詰まりです。

食器や調理器具を洗うと、排水口に食べかすや食用油などの汚れが流れ込みます。その汚れが排水管に少しずつ蓄積すると排水管がつまり、雑菌が繁殖しシンク下の臭い発生につながります。

排水管内の汚れや詰まりを解消するには、排水管内の洗浄が必要です。市販のパイプクリーナーを使用すると簡単に汚れを落とせます。手荒れを防ぐため、ゴム手袋を装着して作業しましょう。

そのほか、ワイヤーブラシで汚れを直接落とす方法もあります。排水口に挿入し、排水管にへばりついた油汚れをひっかいてこそぎ落としましょう。ワイヤーブラシがなければ、自宅にある針金ハンガーをほぐして使う方法もあります。

1-2. カビが発生している

シンク下にカビが発生し、悪臭につながっている恐れもあります。

戸を締め切っていることの多いシンク下は、カビの繁殖しやすい環境です。特に、洗った後十分に乾ききっていない食器をそのまま収納したり、排水管の周りの結露を放置したりしていると、湿気がこもってよりカビが発生しやすくなります。

シンク下からカビ臭が発生したときは、シンク下のものを一度取り出してきれいに掃除しましょう。雑巾でただ水拭きをするよりも、アルコールスプレーを雑巾に吹きかけて除菌するのがおすすめです。

雑巾で拭いて水気のあるままシンク下の戸を閉めると、カビの好物である湿気を増やすことになるため注意が必要です。掃除が終わった後もシンク下の戸を開けてしばらく換気し、しっかりと乾いたのを確認してから調味料や食器などを元の配置に戻しましょう。

1-3. 排水管の隙間がある

下水のような強い悪臭がするときは、排水管に隙間がある可能性が考えられます。

通常、排水管のパイプやホースと床をつなぐ接続部分には、防臭キャップが付けられています。防臭キャップは、排水管と床の隙間から害虫や臭いが侵入することを防止する重要な存在です。しかし、経年劣化などにより防臭キャップが本来の役割を果たせず、下水のような臭いが漏れている場合があります。

排水管のパイプやホースと床との間に隙間を見つけたら、隙間を埋めなければなりません。新しい防臭キャップを取り付けるほか、配管専用のパテやビニールテープを購入して隙間を埋める方法もあります。

防臭キャップを購入する際は、適切なサイズを選ぶことが大切です。また、配管専用のパテは、固まらないタイプを選ぶと、修正も可能で扱いやすいでしょう。

1-4. 収納物から臭いがある

普段シンク下にしまっている収納物が、悪臭の原因となっている場合もあります。

キッチンシンク下に調味料や洗剤、食品などを収納する人も多いでしょう。個々の臭いはそれほど感じられなくても、シンク下の密閉された空間でそれぞれの臭いが混ざり合い、悪臭に感じられることも少なくありません。

収納物から臭いがある場合は、シンク下収納に消臭剤を設置しましょう。設置前に一度シンク下の収納物を取り出して掃除し、空気の入れ替えをするとなお効果を感じやすくなります。また、食材や調味料で開封済みのものはすべて密閉容器に移すのも、臭い発生を防ぐためのポイントです。

身近にある消臭に役立つものとして重曹があります。シンク下の収納スペースを掃除する際は、重曹でスプレーを作って吹きかけると、より消臭効果が期待できるでしょう。

1-5. 封水が不足している

封水が不足しているときも、シンクの排水口から悪臭が放たれる原因となります。

排水口の中には一定量の水を貯めるためのパーツがあり、貯められた水のことを「封水」と呼びます。封水は、害虫や悪臭が下水道から上がってくるのを防止するのが役割です。

長期間シンクに水を流さなかったり、排水管のトラブルがあったりすると、封水がなくなり下水の臭いが逆流することがあります。長期間キッチンを使用しておらず封水が不足しているのであれば、一度水を流して封水の量を調整しましょう。

排水口内の封水に関わるパーツや設備に問題がある場合は、業者による修理や交換が必要になることも考えられます。

2. キッチンのシンク下の臭い予防法

キッチンのシンク下の臭いは、日常的にちょっとしたことに気をつけて対応すれば、予防することも可能です。

シンク下の臭いを予防する4つの方法について解説するので、参考にしてください。

2-1. 排水管に食べ物や油ものを流さないようにする

排水管に食べ物や油ものを流さないよう意識することも、シンク下の臭い予防方法として効果的です。

食べ物や油ものを排水口に流し続けると、排水管の詰まりやカビの繁殖を引き起こします。排水口にはゴミ受けネットを装着する、食器やフライパンの油は洗う前に拭き取るなど、排水管に食べ物や油ものが流れないよう工夫しましょう。

また、揚げ物を作って大量の油を処分したいときは、専用の凝固剤を使用したり、袋にキッチンペーパーやティッシュを入れて吸い込ませたりしてゴミとして処理するのがおすすめです。

2-2. シンクにお湯を溜めて流す

シンクにお湯を溜めて流すと、排水管の内壁の汚れが取れてきれいさが保たれます。排水管に隙間があったり防臭キャップがなかったりした場合に、排水管のきれいさを保っていると、隙間から排水口の臭いが漏れてシンク下が臭くなるのを予防できます。

排水口に流した食用油は排水管で冷え固まり、臭いの原因となります。冷え固まった油汚れを落とすために、お湯で温め水圧で流しましょう。

排水口をビニールやタオル、水止めキャップなどで覆って栓をして、40～50℃のお湯をシンクの8分目ほどまで溜めます。その後、排水口の栓を抜き、お湯を一気に流して完了です。このとき、ビニールやタオルなど、水を止めたものを一緒に排水口に流してしまわないように注意してください。

2-3. 定期的に掃除・換気をする

シンク下の臭いを防ぐため、水回りの定期的な掃除・換気も欠かせません。

湿気やすいシンク下はカビや雑菌が発生しやすい危険な場所となります。定期的に清掃・換気を行い、空気を循環させて環境を整備することが防カビ対策として重要です。

換気は湿度の低い晴れた日に実施するのが効果的です。扇風機やサーキュレーターで送風すると、より効率的に湿気を取り除けるでしょう。

また、シンク下の収納棚に隙間なくものを収納すると、通気性が悪くなります。シンク下用ラックなどを活用して、シンク下のスペースに余裕を持たせて収納するのがカビ予防のポイントです。

2-4. 除湿剤・消臭剤を置く

こまめな掃除や換気が難しい場合は、除湿剤・消臭剤を置くのも1つの方法です。

除湿剤を選ぶときは、水分をよく吸着する塩化カルシウムの入った商品をおすすめします。湿気の気になる梅雨や夏だけでなく、結露しやすい冬も常備しておきましょう。できるだけ隅に設置するのもポイントです。

また、消臭剤は市販されているもののほか、重曹も役立ちます。コップや瓶に重曹を200g入れ、シンク下に設置するだけで消臭剤の代用品として使えます。

まとめ

キッチンのシンク下が臭うのには、排水口内の汚れが臭っていたりシンク下の収納物にカビが発生していたり、排水管と床の間に隙間があったりなどさまざまな原因があります。複数の原因が臭いの発生につながっている可能性もあるため、原因を突き止めた上で対策を講じましょう。

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