紀の川市で井戸ポンプ水出ないのご依頼

紀の川市のお客さまから「ポンプの水が出なくなった」とご連絡があり、現場に急いで向かいました。

井戸ポンプから水がでなくなる原因

• ・呼び水がない
• ・井戸ポンプ機器の劣化（フランジや逆止弁、インペラーなど）
• ・砂こし器の目詰まり
• ・地下水の枯渇

これら上記の原因が考えられます。

呼び水とは

ポンプの内部を水で満たしておくための水です。この呼び水がないとポンプに空気が入り込み上手く水を汲み上げることができません。

通常の使用で、呼び水がなくなることは、ほぼありません。

呼び水がなくなる原因

ポンプ内の呼び水がなくなってしまう原因は、ポンプの機器の不具合や、深井戸の配管のジェット部の故障などが考えられます。

応急的な復旧方法としてポンプ本体に呼び水をいれることで、ポンプが復旧することがあります。

しかし、ポンプの劣化状態により数分～1週間ほどで、呼び水がなくなり、水がでなくなることが多いです。

これを繰り返すことでモーターにも負荷がかかりますので、水が完全に出なくなる前に、できるだけ早く、ポンプの機器のどこに不具合があるのか把握して、根本を解決する必要があります。

井戸ポンプの点検

井戸ポンプから水が出ないとのことで、まずは砂こし器(下記画像の配管についている茶色い金属部品)に砂が詰まっていないか確認しました。

長年使用されていそうなので、砂がたまっているかなと思ったのですが、まったく溜まっていない状態でした。

お客さまにもお話をお聞きしますと

『今まで使ってて砂は全然でてこないね。』

とのことでしたので、こちらの井戸水は比較的、砂が舞うことなく使用していただけてるようでした。

井戸ポンプの状態

そこで、詳しく点検していきますと圧力スイッチやインペラ部分がかなり老朽化してきている状態でした。

また、呼び水を足したことにより、一度は復旧したのですが、かなりモーター音が大きく、モーターが劣化していることが分かりました。

復旧してから数分後に、また水が出なくなってしまいましたので、お客さまに老朽化している部品交換と井戸ポンプの交換の2種類のお見積りをご確認していただきました。

お客さまのご要望

お客さまのご要望で、なるべく安く井戸ポンプを交換したいと思っているとのことでした。

今回は砂こし器を取り付けない内容で施工させていただきました。

長年の使用にかかわらず、点検時の確認で砂こし器にはまったく砂が溜まっていないのと、お客さまが普段の使用で砂が混じることはなかったとのことで不要と判断いたしました。

井戸ポンプ交換の施工内容

バルブがついていなかったので、そちらはつけさせていただきました。バルブがないと井戸ポンプで不具合が起きた時などでメンテナンス性が悪いためです。

配管、地面補修の施工が終わると、井戸ポンプを動かして、水がでてくることを確認させていただき、無事に井戸ポンプの交換を完了いたしました。

お客さまが、「丁寧な仕事やね。すごい綺麗にしてくれた」と、大変ほめてくれましたので、こちらも嬉しかったです。