【西宮市】トイレつまりの修理事例！つまる原因と対処法をプロが徹底解説

「トイレの水が少しずつしか流れない」「トイレットペーパーが戻ってくる」このようなことでお困りではありませんか？

トイレが詰まると、普段使えていたトイレが使えず不便になるだけでなく、悪臭や汚水溢れなどの新たなトラブルを引き起こすこともあります。

この記事では、西宮市のお客さま宅で起きた、トイレつまりを当社が解消した事例を元に、トイレがつまる原因やお客様でできる対処法なども合わせてご紹介しています。

トイレつまりが起こる主な原因

• ・トイレットペーパーの過剰使用：トイレットペーパーを一度に大量に流すと、便器の排水箇所や排水管の容量を超えて、詰まることがあります。
• ・異物を流す：トイレクリーナー、おむつ、猫砂、カイロ、など水に溶けない・溶けにくい物を流してしまうと、詰まりの原因となります。流せると書かれている場合でも、袋に入れて処分する方が安心です。
• ・排水管・桝のメンテナンス不足：排水管・桝の経年劣化の対処や清掃が不足すると、汚れや尿石が蓄積したり、庭の樹木の根っこが栄養を求めて、排水桝や排水管の隙間から侵入することで、排水管を狭めてしまい、汚物やトイレットペーパーが蓄積しやすくなり、詰まりの原因となります。

今回のお客様のトイレつまりのケースでは、排水桝でのトイレットペーパーの詰まりが主な原因でした。

長年の使用により、排水桝にこびりついた尿石のザラザラした面が、トイレットペーパーを引っかけやすい環境を作り、次第に詰まりを進行させている状態でした。

排水桝の清掃は業者がするものと思っている方が多いかも知れませんが、実は戸建ての場合は家の所有者がメンテナンス・管理する必要があります。

マンションでは1～5年ぐらいのスパンで排水管の清掃を行っています。

排水桝とは

排水桝とは、家の外にある排水の維持管理をするための点検口・掃除口のことです。

家の外周や玄関前などにある、白い丸い蓋やコンクリート製のフタなどが排水桝のフタです。

現場のトイレつまりの状況と経緯

西宮市のお客様から

『トイレを流した時に、便器の水が上がってきて、そこからジワジワと流れていく感じなんですけど、これってつまっているんですか？』

と、ご相談いただきお伺いいたしました。

現場に到着し、トイレを流して、つまりの具合を確認しますと、たしかに便器の水位がいったん上昇し、3分ほどかけて水が引いていく状態でした。

そこで、お客さまにどれくらい前から、トイレの流れに違和感を感じましたか？と尋ねますと、

『3日前ぐらいから、トイレットペーパーが戻ってきてることがあって、何回か流したらちゃんと流れたので、そのまま使っていました。』

とのことでした。

トイレの点検でつまりの原因を特定

そこで、排水桝でのつまりを疑い、排水桝（汚水桝）を開けて点検を行いますと、排水管の中にトイレットペーパーや汚物がぎゅうぎゅうに詰まっている状態でした。

トイレつまりを放置するとどうなる？

トイレつまりを放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

• ・悪臭：排水管内に溜まった汚物から悪臭が発生します。
• ・水漏れ：詰まりが酷いと汚水桝から汚水が溢れたり、便器から水が溢れ、床の汚損、マンションの場合では下の階に水が漏れる恐れがあります。
• ・配管の破損：詰まりを放置することで、配管に負担がかかり、破損する可能性があります。また、劣化を速める原因になります。
• ・害虫発生：ゴキブリやハエ・ウジなどの害虫が発生することがあります。

トイレが詰まった時の対処法

軽度のつまりであれば、スッポン（ラバーカップ）を使って、自身で直せる場合があります。

1. ①．トイレの水位が高い場合は、灯油ポンプや使わない容器などを使ってバケツに水を逃がします。ラバーカップを使った際に溢れない水位まで下げます。
2. ②．戸建ての場合は、外の詰まっていない汚水桝にバケツの水を流して処分しましょう。マンションの場合は、トイレの詰まりが取れた後にバケツの水を便器に流すといいでしょう。
3. ③．ラバーカップを便器の底にある排水口に密着させて、真空状態にし、ラバーカップをゆっくり引き抜きます。これを数回行います。
4. ④．ラバーカップを行った後は30分から1時間ほど時間をあけて、ラバーカップでゆすったトイレットペーパーを緩める時間を作りましょう。

①．で便器の水位が逆に低い場合は、少しずつトイレのレバーを動かすようにして水量を調節しましょう。

③．の作業を無理して行うと、トイレに詰まっていたものを無理やり排水管に押し出すことになり、排水管のつまりに発展する可能性があります。

また、ラバーカップを③と④の作業を繰り返し行っても、トイレつまりが解消されない場合、トイレのつまりの原因が、トイレの便器づまりではなく、排水桝の詰まりが原因の可能性があり、外の汚水桝から汚水が溢れ出てきてしまうことがあります。

軽度のつまりであれば、この③、④の方法を繰り返し行うことで解消されます。

ですが、物を流してしまった場合や、排水管のつまりである場合は、専門的な知識と機材が必要です。

このような場合で、自身で直そうとして、無理にラバーカップを何度も使ったり、トイレを流すことで状況を悪化させてしまいます。

日頃から、排水桝のメンテナンスを行い、万が一、トイレが詰まった場合は、先ほどの対処方法を試してみましょう。

直る見込みが見えず困っている場合や、できる限り早く直したい、プロに任せたいなどの場合は、いつでもピュアライフパートナーまでご相談ください。

お客さま宅の排水桝の状態

お客様の排水桝はコンクリート製で、長年の使用でコンクリート表面に尿石が蓄積しやすい材質の排水桝です。

長年の使用で蓄積した、尿石表面のザラザラした面にトイレットペーパーが引っかかっていき、徐々にここまでのつまりになったと考えられます。

また、トイレットペーパーが戻ってくる際の対処が、トイレを何度か流すや、スッポンで押し込むなどの根本解決にいたる対処ができていなかったことで、排水管でつまる距離を長くしてしまった要因になります。

トイレつまりを高圧洗浄作業でスッキリ解決！

今回のトイレつまりは、原因である尿石やつまりをすべて取り除く必要がありますので、高圧洗浄機で詰まりの除去作業を行いました。

高圧洗浄中、尿石の塊が大量に流れてきました。黒く汚れた水がから綺麗な水に変わるまで綺麗に洗浄を行いました。

高圧洗浄後は、このように綺麗に詰まりが解消され、トイレも勢いよく流れるようになりました。

つまり解消後：お客様の声

詰まりが解消し、お客様にもご確認いただきました。

『流れましたね！いやー本当どうなることかと思ったけど、寒い中ありがとうございました。』

と大変喜んでいただけました。

排水桝の掃除方法もお伝えし、「がんばります！」とのことでしたので、これでトイレつまりとは無縁で快適にトイレをお使いいただけます！